雨の日

久しぶりに雨が2日間続いています。子どもたちも外へ出れない分、お部屋でゆっくりと過ごしています。体調を崩している子どもたちが多い神さまから与えられた時間だと思います。

こひつじクラス、ちゅうりっぷ、たんぽぽ、ゆり。4クラスがお部屋で過ごしていましたが、どのクラスも担任の顔をしっかり見ている姿がありました。この1年の信頼関係が何より強くしているのだと思います。

朝のサークルの時間も、椅子に座りゆったりと先生の話を聞いています。

 

 

 

 

こんなお話があります。ある日のサークルをしている最中。急に立ち上がり、歩き始めたA君の姿がありました。こんな時、皆さんはどのように声をかけますか?

「座ってなさい。」「立たないの。」「何で立つの?」「どこいくの?」ではないですか?では、A君はどうして、そうしたのでしょう?                                                   実は、倒れていたものをなおしに行こうと思っていたのです。すると、どのように声をかければよいでしょうか。「なおそうとしてくれていたんだね。ありがとう。だけど、今はみんなで話を聞く時だから後でなおそうね。」こう言えばどうでしょう。A君の気持ちも理解してもらえ、次に同じようなことがあった時にA君は考えるのではないでしょうか。(また同じであれば、思い出せるように伝えればよいのです。)

子どもたちは、思いついたことや、目についたことにまっすぐに向かっていきます。けれど、そこにはきちんとした、理由や思いがあります。大人の思いで止めてしまうのではなく、大人の思いで怒るのではなく、気持ちに寄り添っていき、一呼吸おいて見守ることができたらどうでしょうか。                  きっと、お互いに嫌な思いになることが減ると思いますよ。