Kせんせい!とまとが・・・。

夏野菜も元気に育っている畑です。2日間のお休み明けは成長が目に見えて子どもたちも様々な報告をしてくれます。

そんな始まりの今日。園庭から「Kせんせーい。たいへんだー。」という年長さんの声。部屋から出てみるとバケツに入ったたくさんの緑色のトマトたち。聞くと、「したにたくさんおちてたんだよー。」ということ。

もちろん、誰がとってしまったのかは分かりません。見てみたかったのでしょうか?取ってみたかったんでしょうか?分かってたけど取っちゃったんでしょうか?触ってたら落ちてしまったのでしょうか?

各お部屋では、お帰りに落ちたトマトを目の前にお話があったようです。もちろん犯人探しではありません。あかーくなって美味しくなったとまとをみんなで食べようね。取りたくなったり、取ってもいいのかな?と思ったら先生に聞いてみてね。そんなお話だったのではないでしょうか。

先日、年長組の保護者の方とこんな話をしていたことを思い出しました。毎年、必ずと言っていいほど、年少さんはとまとを取ってしまうんですよね。今年はまだないんですよねー。今年はないのかなー。なんてお話していました。

年少さんというのは、もちろん理由があります。自分の目の前にあるものを取ってみたいと思うのは当たり前のことです。そのほかにも理由はたくさんあります。今の年中さんや年長さんも同じ道を通ってきました。

ですので、今年もしっかり成長の道を歩んでいることに安心し、また喜びにも感じました。取ったことよりもこれからどのように感じ、どのような姿になっていくのかということのほうが大切です。

今日のお帰りの話では、話している途中でお顔がサッと変わった様子の子もいたようですよ。取ってしまった子なのかもしれないですね・・・。

収穫するだけでない、様々な子どもたちの姿を見せてくれる野菜作り。これからもそんな畑でありたいと思います。