1学期もあと一日

今朝は雨がポツポツ降っていましたが、次第に雨もやみ日が射すほどの回復を見せてくれました。

さて、1学期も終わりを迎えようとしています。4月の子どもたちの姿が懐かしいですね。

特に年少さんは初めての幼稚園生活。ドキドキの毎日だったことでしょう。(今もそうかもしれませんね。)

子どもたちは、毎日いろいろな表現をします。昨日は、この道。と言ったかと思えば、今日はあっち。と言います。

そこに親は振り回されます。しかし、子どもたちは振り回そうなんてこれっぽっちも思っていません。ただ、今、そのときを生きているのです。感じているのです。ですので、こっちがいいと言って、途中でやっぱりこっちとなればそっちに一緒に行ってあげれば良いのです。気持ちが満たされればその日一日気持ちよく過ごせるのです。それは、保護者のみなさまも一緒です。幼稚園の登園時間、次の習い事の時間。それが優先ではなく、お互いが気持ちよく過ごせることが優先です。時間が過ぎても目の前のことに付き合ってあげてください。

今は、その積み重ねが大切です。これから“そんなこと言ってもダメ”という時期へと入っていきます。そのことに向き合うことができる力を溜める時間が今なのです。

朝行きたくないと言っても、幼稚園に来てしまえば最高の笑顔を見せてくれます。泣いたら「だいじょうぶよ。」「いきたくないの。」「かえってきたら〇〇しようね。」と寄り添ってくれるんです。そうしたら、とりあえず泣いてみるのです。それが言うことを聞かない子になっていくのでしょうか。なりません。

その時間をも、これからの力を蓄える時間なのです。

今日は、年中さんの保護者の皆さまが大掃除をしてくださいました。幼稚園がお願いしたこと以上に隅々まで綺麗にしてくださいました。子どもたち、幼稚園への思いが本当に伝わってきました。心から感謝いたします。

子どもたちもその姿をしっかり見ていましたよ。自然と「ありがとう。」という声が聞こえました。言わされるのではなく、子どもたちが思って表現する気持ち。そんな気持ちをたくさん引き出すことができる幼稚園でありたいと思います。