ようちえんなんてやめてやる!!

最近年少さんのAちゃんは、お母さんにも、担任にも、ほかの教師にも「ようちえんなんてやめる!」と表現しています。子どもたちは色々な言葉で気持ちを表現します。そんなことを言いながらも、門からはひとりでお部屋まで向かっていきます。

そして、今日は礼拝堂にて合同礼拝が行なわれました。礼拝のなかでは必ず『主の祈り』を祈ります。大人でも覚えるのには時間が要します。しかし、子どもたちは毎日の積み重ねの中で自然と覚えています。

その中でも今日はとても聞きやすい優しい声で主の祈りを祈る声が聞こえてきました。その声の先には、Aちゃんがいました。目を閉じて、一生懸命にお祈りをする姿がありました。言葉とは裏腹に心は幼稚園にありました。

子どもは思いがけない言葉や表現をします。その耳から入ることに対して直接的に考えてしまう傾向が我々大人にはあります。

言葉に出すだけで気持ちが向く子、言うとみんなが気持ちを向けてくれるからと表現する子、・・・。そこには様々な理由や思いがあります。そのことを心に留めながら歩みを進めてみてください。きっとまた違ったお子様との時間が過ごせることでしょう。