思いの詰まった小さな小さなスイカ

今日も、雨が降ったりやんだりの不安定な一日となりました。

雨が降ってきたときでした、「Kせんせい。はいってー!」と一言。あそびに誘われたと思いきや、子どもたちは言葉が足りないですね。心の声は、「Kせんせい。あめがふってきちゃったからせんせいはおへやにはいってー!」だったようです。

ちょっと傷つきました・・・。いつから子どもたちに浸透したのでしょう。私が雨〇だということが。

さて、幼稚園の畑も夏野菜から秋、冬野菜へと変化していきます。

7月に、年長さんのAくんがお家から持ってきたスイカの種。天気の良い日に、プランターにすべて蒔きました。数日後には芽がでて、ツルが伸び始めました。スイカの収穫時期に種を植えたのでどこまで成長するのか不安ではありましたが、Aくんの気持ちはまっすぐでした。

水をあげ、観察し、変化を喜ぶ時を過ごし、8月終わりに小さな小さな実をつけました。しかも、4つ。

実は、A君は昨年も挑戦しました。しかし、ツルは伸びたものの、実をつけたものの大きくなることはなく、枯れてしまいました。

そして、ひとつのスイカに栄養がいくように、お母さんとも相談し、ひとつにすることにしました。

それが、昨日の教会学校の時でした。

4つといっても、卓球のボールほどの可愛いスイカです。間引いたスイカを包丁で切ってみることにしました。すると、中から赤い顔を出してくれたのです。とても感激しました。

そして、その中には新しい種が4つできていました。命がつながりました。

そしてそして、「たべてみる?」「うん!!」「すいかのあじがするー!」

小さくても甘くてしっかりスイカの味がしました。

物事は大きい、小さいではないこと。できる、できないではないこと。改めて感じさせられました。そこに思いが詰まっていることがどれだけ大事なことでしょうか。

これからもひとり一人の「やってみたい」を大切にしていきたいと思います。