各学年の成長

新しい1週間が始まりました。2学期が始まって早いもので2カ月を迎えようとしています。2013年度の入園面接も控え来年度への歩みも進んでいきます。

年少組は、門からの登園となり、“よし!”という声が聞こえてくるほどの気持ちを門の所から感じます。その気持ちをしっかり受け止めていきます。こひつじクラスの子どもたちへの意識も出始め、自分たちが少し大きなお兄さん、お姉さんになることを感じてきているようです。しかし、まだまだ初めてのことを経験していく子どもたちです。そのことを大切に、不安な気持ちに寄り添っていきたいと思います。ちょっとしたことで、お漏らしをするように戻ったりすることもあります。そのときには、“それでいいんだよ”という気持ちで受け止めてあげてくださいね。「あら、どうしちゃったの?」「おかしいね。」は禁物ですよ。

年中組は、自信を持って取り組む姿が見られています。自分がやりたい気持ちが強いために、1つのことに何人もが取り組もうとし、ぶつかり合うことも多くあります。教師が伝えたことを一生懸命に守ろうとする姿、できることを“すごいでしょ”と伝えようとする姿、できないことにも取り組もうとします。積極的な一人ひとりの姿を十分に受け止め、気持ちを満たしていくことを大切にしていきたいと思います。できないことが分かっていてもできなかったときに「ほら、できなかったでしょ!」ではなくて、「また、やってみようね。一緒にやってみようか。」という余裕を持ちましょう。

年長組は、いよいよ就学へ向けての歩みも加わっていきます。しかし、今の子どもたちは園に来て気持ちを発散しているようにも映ります。頑張っている様子がとてもよく伝わってきます。ですので、前にできていたこともできなくなっていたり、素直になれない部分でつっぱっていることもあるようです。今は、少しくらいのわがままは受け止めてあげる気持ちの余裕を持ってあげてください。“当り前のことを当り前に行うこと”はとても大切なことです。そこを分かっているからこそ気持ちが向いていかない姿があります。

年長組の保護者の皆さまも、小学校へ向けて様々な準備を進めていく意識が深まっていく時ですが、ここからの幼稚園生活がとても大切になります。新しいことを求めずに、今までの積み重ねを大切に歩みを進めていきましょう。私たちも、より力を注ぎ子どもたちと向き合っていきたいと思います。気になることや疑問に思うことはどんな小さなことでもお聞きくださいね。