私たちの幼稚園は60年この地にあります。長い間あり続けることができるのは、地域の方々の理解、協力があってこそだと思っています。
昨日は、嬉しいことがありました。近くに住んでいらっしゃり、毎日通勤で通るために園のことを知ってくださっていた方が来園され、「子どもたちに見せてあげてください。」となんと“蛍”を持って来てくださったのです。涙がでるほどの嬉しさが込み上げてきました。奥様が故郷へ帰られ持ち帰ってくださったとのことでしたが、“幼稚園の子どもたちに見せてあげよう”という思いを持ってくださったことが何よりも嬉しく思いました。
おそらく四谷の地で“蛍”を見られることなどないと思います。子どもたちは小さな箱に顔を突っ込んで「ひかってるー!」と嬉しそうに見ていました。
ナーサリーのときには「ほっほっほーたるこい。こっちのみずはにがいぞ・・・」と口ずさむ年長さんの姿もありました。
知ってはいてもなかなか目にすることは難しいことと思います。本当に貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。