一人ひとりの気持ち

今週も終わりを迎えました。

今週は各クラスともにクリスマスに向けて歩みを進めています。

ページェントをともに行う年中長は朝から合同で過ごしています。

先日、役決めのことをお話させていただきました。

決まってからも子どもたちは様々な思いを持って過ごしています。

希望の役になれて嬉しい姿、なれなくても次に向かっている姿、2番目、3番目と自分で決めたものの本当は1番のものがよかったと思いを持っている姿。などです。

Aちゃんもそのうちの1人でした。自分で決めたものの本当は〇〇がよかった。今でも1番は〇〇。という思いがありました。その気持ちを色々な形で伝えようとします。

「Aちゃんはどうしたいのかな。みんなにもう一度お気持ち聞いてもらおうか。」その言葉に、Aちゃんは「みんなじゃなくて、〇〇だけでいい。」そう伝えます。

すでにAちゃんは決まったものを一生懸命に取り組もうという気持ちは持っていました。

その上で、自分がなれなかった〇〇になったお友だちにこう伝えたのです。

「ちゃんとがんばってね。」と。それを聞いた子どもたちは、そこから表情が変わりました。と同時に、Aちゃんも次に向かえる力を持ったときでした。

小さな小さな胸で色々なことを考える子どもたち。ひとつの経験が強さも弱さも神さまは与えてくださいます。

これから何度も同じような経験をしていくことでしょう。幼稚園生活のなかで両方の経験がもてるようしっかり見守っていきたいと思います。

年少さんのクリスマス。年中長のクリスマス。当日はどんな日になるのでしょうか。