土曜日にはバザーをひかえ、保護者の皆さまのご協力に心から感謝いたします。当日は楽しい時間といたしましょう。
さて、今日の朝、いつものように掃除をしていると、4人の女子中学生が門の前で止まりました。(四谷中学校の生徒さんたちでした。)
「すみません。カエルが・・・」と。その中には卒園生のRちゃんがいました。
そして、手元を見ると大きなヒキガエルが下敷きの上に乗っていました。よく見ると片足から出血しています。
話を聞くと中学校までの途中に見つけて、動かなくなっていた。ということでした。
おそらく何かに踏まれて怪我をしたのでしょう。そのまま動かなくなっていたのだと思います。
幼稚園のなかには色々なところに茂みがあります。場所を選んでそっと草の上におろしました。カエルはゆっくり片足を引きずりながら奥へと歩いて行きました。冬なので傷口が腐って・・・ということはないと思いますが、うまく傷がふさがり元気になってくれることを願います。
何より、カエルをそのままにせず、幼稚園まで持っていこう。と考えてくれた4人の気持ちが嬉しく思いました。優しい心を持った人に成長してくれていることが本当に嬉しかったです。
Rちゃんは幼稚園時代、嫌になると直ぐに部屋の隅や倉庫の後ろに入り込み出てこない。「いやだー!」と表現する子でした。お友だちと時間を深めることにも少し時間が必要でした。(Rちゃんごめんね。言ってしまって。でも先生はその気持ちは大事な気持ちだってずっとそう思っていましたよ。)私の中では幼稚園時代のRちゃんの姿でとまっています。ですので、今日の姿から小学生になり、中学生になり、どのような時間を過ごし、今どのような時間を過ごしているのかがなんとなく感じ取ることができたことが本当に嬉しかったのです。
同じ気持ちを持つことができる友だちがそばにいること。そして、見てみないふりをしない心を持ち過ごしていること。大切な大切な心を持っていること。
これからも大切にしてほしいと思います。
最後に、門を出たあとも「かえって迷惑になることしちゃったかな・・・。」なんて話しながら中学校へ向かう姿があったようですよ。これもまた相手を思う嬉しい嬉しい気持ちですね。
今日は朝から心が本当にあたたかくなりました。Rちゃん。そしてそのお友だち。ありがとう。またあそびにきてくださいね。
そして、カエルが元気になるようにお祈りしましょうね。