今日はどのクラスでもクリスマスに向けて役決めを行いました。
年少さんは“森のクリスマス”を25名で行います。動物、聖歌隊をみんなで決めていきました。まだまだ話し合うことは難しい子どもたち。教師の言葉を聞きながら自分のしたい役を伝えてくれる姿が多く見られたようです。
年中さんは一人ではなく、お友だちといっしょに行う役が多く与えれました。宿屋さん、羊飼い、天使さんに献金。子どもたちは一つ一つの役を理解し、自分の行いたい役を表現する姿がありました。もちろん重なり合う役もあります。そのなかで、お友だちに譲ることや自分の思いを通すことなどを経験として積み重ねていきます。最後には25人の役につくことができみんなで喜び合う声がお部屋から響いていました。
年長さんは、一人ひとりに役が与えられます。同じ役でも言葉が違います。初めにそれぞれが自分のなりたい役に手を挙げて伝えてくれました。人数が多いと知ると「やっぱり〇〇にする。」という声も聞かれましたが、そこは最後まで自分の気持ちを伝えることの大切さを伝えながら、全員がまずなりたい役を聞くことになりました。
最終的には、なりたい子どもが集中する役もでてきました。一人のところに二人が3組。一人のところに三人がひと組。三人のところに五人など様々な組み合わせがありました。そのなかで一人ひとりが考えていきます。「なりたかったけれど、もうひとつの方もなりたかったもののひとつだから移動する。」そんな声も聞かれました。その声を聞いて考え始める姿もあります。
なりたい理由は様々です。「おねえちゃんがやっていたからわたしもやりたいとおもった。」「うたをどうしてもうたってみたい。」「かぶるものがかっこいいからやってっみたい。」「たんぽぽさんのときにみてそのときからやってみたいなとおもっていた。」「いいなとおもったからやりたいとおもった。」一人ひとりがやりたい気持ちを伝えていきました。
途中、涙になりながら「おねがい、やらせて。」と気持ちを前面に出す様子もありました。その様子をみてさらに子どもたちの気持ちも深まっていきます。
最終的にはどの役になっても、ここにいきつくまでに子どもたちがどう向き合ってきたのか。ここが大切なことだと思います。いままで自分を表現することができなかった子どもが、必死になって訴える姿、必死になって頑張っている姿。ここにその子の成長と思いを感じ取ることができます。そこがこの話し合いにおいて大切なことなのです。ここからのさらに成長した姿がきっと見られることでしょう。
どうしてもなりたかったけれど、ほかの役になってくれた子どもたちは多くいます。けれどその気持ちを持ちながら、今後も過ごすことになるでしょう。その気持ちがなれた子どもたちには必ず伝わっていきます。そのなかできっと支え合うことが出てくることでしょう。その姿を大切にクリスマス当日までを過ごしていきたいと思います。
体調を整えてくださりありがとうございました。神さまから与えられたイエスさまの誕生の喜びを幼稚園みんなで伝えていきたいと思います。
最後に年長さんには、こう伝えました。「これからみんなですすめていくよ。しんぱいなこともでてくるとおもうけれど、そこみんなでやっていくからね。みんなができるぺーじぇんとにしていこう。」と。
今年は今年のページェントになればいいのです。決して昨年のDVDを子どもたちに見せたりしないでくださいね。その通りにする必要はありません。その子の役はその子が作っていくのです。それが今年度のページェントになっていくのです。