ページェント全体練習①

今日は、初めて礼拝堂での練習を行いました。役決めをし、役の紹介をしてから2週間あまり。一人ひとりが与えられた役に気持ちを向け取り組んでくれています。

特に年長さんは、同じ役でも伝える言葉が違うことで、自分が!という気持ちが深まっているように思います。今日を迎えるにあたり、昨日のお家での様子も様々だったようです。不安で神さまにお願いをした子もいたそうです。不安から涙になった子もいたそうです。どちらもそのような姿が見られるのは、そのことに気持ちがしっかり向かっているからですね。必要な経験を、神さまが一人ひとりに与えてくださっているのです。

上手にできることってなんでしょうか?上手と判断するのは大人です。子どもたちがどんな気持ちで舞台に立ち、言葉を表現しているのか、ここを見てあげてください。当日、ドキドキからいつもの力が発揮できないかもしれません。それでもその日を迎えるまでの姿を認めていきたいと思います。そして、その気持ちを互いに分かり合える子どもたちに成長していることを願っています。

先日、年長さんの懇談会でお話をさせていただきましたが、子どもたちはその日もその次の日も変わってきていると思っています。

できたことを素直に喜ぶ心、どうしたらお友だちができるだろうか。と考える心。様々なところで見られていますよ。

今日の全体練習後、Yくんにこんな声掛けをしました。「よく覚えていたね。わからないなぁと思うところはまた覚えていこうね。」と。すると、Yくんは「あのね、ぼくすぐにわすれちゃうんだ。つぎのひになるとわからなくなっちゃうんだ。」と伝えてくれました。「そうかー。じゃあ、わすれたらまた一緒に言葉を覚えよう。次の日になったらまた一緒に覚えよう。」そう伝えました。すると、そっか、そうすればいいんだ!と思っているかのような表情で「うん!」と一言。自分にしっかり向き合っているんだなYくんは!と改めて一生懸命に前へ進もうとしている姿を知ることができました。

年長23人、年中25人。一人ひとりが色々な思いを持って向き合ってくれていると思うだけで、その一人ひとりの思いや向き合い方をもっともっと知りたい。と思いました。

次回は、年少さんとの全体練習となります。言葉では“練習”と言っていますが、イエスさまの誕生の喜びをみんなで感じ、深める時として子どもたちの「やろう!」を大切に当日まで過ごしていきたいと思います。