四谷新生幼稚園には、お父さまやお母さまが卒園生のご家庭も少なくありません。中には、お父さま同士がともに幼稚園時代をともに過ごし、お子さまが同じクラスで現在過ごしている。そんな奇跡もあります。
先日、年長さんのAくんが突然、「Kせんせい!ぼくのままよつやしんせいようちえんだったんだよ。ぼくのままってどんなこどもだったの?」と
・・・。なんとも微笑ましい言葉。と同時に子どもたちの感覚が本当に素直な部分しか持ち合わせていないことが分かることでした。
大人の私たちにはとうてい表現することのできない言葉です。
私はなんと答えたらよいのか、正直悩みました。そして絞り出して表現したことが「〇〇くんのおかあさんが幼稚園のときはK先生。まだ幼稚園の先生じゃなかったんだ。」でした。すると、Aくんはすぐに「どうして?」と。
「そうなんだ!」とかえってくるのではと思っていた私は「うーむ。」となってしまいました。続けてAくんは「おかあさんはね~」と続けてくれたことに私は救われました。
その後、お母さまにお伝えすると、幼稚園時代のお母さまの様子をお話した。ということでした。
きっと、聞いた内容が、「ほんとうかな?よし、せんせいにきいてみよう。」といった気持ちがAくんに芽生えたのだと思います。
真っ直ぐなAくん。Aくんの持っている力であり、素晴らしい部分だと思っています。そんな気持ちをいつまでも大切にして欲しい。いや、私たち大人が大切にしてあげないといけない。心からそう思います。