年長さんの男の子のなかに将棋を知っている子が何人かいます。そのなかでAくんからの「せんせい。しょうぎしってる?」という会話から“つくってみよう”ということになりました。
そんな約束を交わしたのが昨日でした。
そして、今日Aくんは、将棋の本を持って登園してくれました。子どもたちにもわかりやすい絵で書いてある本でした。
Aくんと本を広げていると、「あっ!そのほんぼくのといっしょだー!」とBくん。将棋作りに加わりました。その後も、「ぼくもてつだいたい!」「ぼくもてつだうよ!」と職人が増えていきました。
駒になりそうな木片を選び、駒の数40個をあそびのなかで探しました。角を丸くするためヤスリがけをし、丸みを帯びた駒が出来上がりました。
そして、将棋盤はどうしようか。木材の中から将棋盤になりそうなものを持ってきて、のこぎりで大きさに切りました。
今日のAくんはナーサリー。そこにも手伝ってくれるお友だちがいました。
駒に字を書くのはどうしたらよいか。「あっ!〇〇くん。かんじかけるっていってた!」
「〇〇くーん!かんじかけるっていってたよねー。かいてー。」
「かけるけど、いまあそんでるからできなーい!」
つくることを続けたいAくん。最終的には、教師が鉛筆で書いた字をペンで書く。ということに。年長さん3人で書き上げました。
そして、世界にたったひとつの将棋盤と駒が出来上がりました。
明日、途中まで知っている子どもたちはどんな姿を見せてくれるのでしょうか。そして、これからどんな戦いが待っているのでしょうか。楽しみです。