今週も終わりの時を迎えました。今年度は、運動会という形では行いませんが、運動の日として、子どもたちが表現し、応援するときをもちたいと思っています。
変わってるのは、私たち大人だけです。子どもたちは例年と同じように、興味や喜びを深めながら毎日を過ごしています。
はじめての年少さんのお部屋からも楽しそうな音や、子どもたちの声が聞こえてきますよ。
今日の年中さんは、表現を楽しむなかで、もっと力になるものを作っていました。
年長さんは、自由あそびでも自分たちで声を掛け合いながらリレーを行う姿も見られます。
その中での一面です。
皆でリレーを行った後に、まだ続けたい子どもたちが6人でリレーを行っていました。離れたところで見ている限りでは、うまく進んでいるように映っていましたが、そうでもなかったようです。
「Kせんせい!あのね・・・。」と話が始まりました。
お友だちが転んで、「ちゅうし!もういっかいやりなおし。」というAちゃん。「ころんでもつづけるんだよ!」というBちゃんと数名。
Aちゃんは思いを怒って伝えます。それでも「ちがうよ!」と言って畳みかけるBちゃんたち。
そこで両方のお話を聞いていきました。
興奮収まらないBちゃんたちは「ころんだってそのままつづけるんだよ。」の一点張り。Aちゃんはそのルールはしっかり分かっていました。
では、なぜ「ちゅうし」と言ったのでしょう。
そこには、転んだお友だちの状況にありました。
転んでもそのまま続けることはAちゃんも分かっていました。しかし、Aちゃんは、転んだお友だちが自分で転んだのではなくて、年少さんとぶつかって転んでしまったことに「ちゅうし!やりなおそう!」と思ったのでした。
そのことを知るとBちゃんたちも素直に納得です。
子どもたちとも確認し、自分で転んでしまったときと、ぶつかって転んでしまったときの違いを確認することができました。やっと分かってもらえたAちゃんはそこですっと顔つきが変わりました。
理解し合うには、橋渡しが必要です。特に幼児期は。
分かれば子どもたちも納得して受け入れることもできます。時間はかかりますが、これからもこの時間を大切にしていきたいと思います。
リレー大好きなAちゃん、Bちゃん。さらに気持ちが高まって走っていましたよ!!