懇談会

今週はクラス懇談会のときを持つことができました。短い時間かつ園からの伝達のみとなりましたが、このような時間を持つことができましたことを心より感謝いたします。

お話させていただいた中で、

ちゅうりっぷぐみ

:9月からは毎日の欠席のお友だちを気にかける子どもが増えました。ロッカーを見てまだ来ていないのが誰かもうお支度が終わっているのは誰か気にする様子も見られます。あそびの中ではその日その日にあそびたいことやあそびたいと思うお友だちが出てきた子どもの姿もあり、言葉は交わさなくても隣で同じあそびをする姿は年少児らしい微笑ましさを感じました。徐々にクラスで行うことに喜びを感じる姿も見られ、制作活動やリズム、ダンス活動を「たのしいね」と言い合いながら行っていること、あそびの中で「さっきのまたやりたいね」という思いを表現していることがありました。

また、生活の流れが定着しつつあり、間違える様子ややっていないお友だちの姿に「やってない」「ちがうよ」と気づきを表現することも増えました。気づいたことは認めながら、注意や指摘ではなく教えてあげることを積み重ねています。

お友だちの様子に目が向くようになり、自分の思いを表現したい姿も増えてきています。1学期は思いを持っていても表現せずその場から離れたり違うものや違うことで妥協していることが多くありましたが、最近では教師に「いやだった」「こわされた」「いたかった」などと伝えられるようになっています。その都度双方で向き合う時間を取り、自分の思いを伝えること、相手の思いを聞くこと、思いが伝わったことを感じられる機会を設けています。お弁当も大きな喜びで、毎日お弁当前のお支度はとても意欲的。昼食時の座席では普段あそびで関わることが少ないお友だちとの関わりの時間がもて、次の昼食時にも再度一緒に座ることもあります。

今後は、できないときや困ったことがあったときには教師に思いを伝えられる力を身につけていきたいと思います。そして、あそびの中では夢中になれることは継続して楽しみ、新しいことに興味をもったりやってみる機会も提供していきたいです。その中で友だちとのやりとりではぶつかり合いを大いに経験し、ぶつかり合うことで気がつく互いの思いや伝え合う経験、自分自身の葛藤の機会と捉え、ひとつひとつ大切に関わっていきたいと思います。

たんぽぽぐみ

:6月当初は年少児から親しみのある友だちに安心感を覚え過ごす姿があり、2学期にはいり関係に変化がみられるようになりました。様々なかかわりがみられるようになってきました。(些細なことかもしれないが…当番活動、ナーサリー、一緒にあそだ…など何かを共有した経験がきっかけになっています。)

そして、その関係は持続することもあれば、その日限りで終わってしまうこともありますがそれでオッケーです。

―様々な友だちと関わり、互いを知ってほしい、仲を深めてほしいと思います。

―友だちと関わっていくうえで大切なのが言葉でのやりとりです。

【子ども同士、どんなやり取り…?】クラスだよりにも書きましたが、自分の思いや要求を言葉や行動で表現することはできています。⇒したい!やりたい!・嫌だった、納得いかない…ことも教えてくれます。                       ・ただ、自分がするのはいいが相手にされるのが嫌。

例えば・・・椅子を決めるときに無理やり座る。“入れて”と友だちに言われたのに、わざと“いやだよ”と言う。友だち同士の話し合いでは“譲ってあげたら?”の助言をするが、いざ自分が当事者になったら…(譲れない)。友だちに注意されて無視する。

⇒自分がされたらいやだよね…を友だちにしている姿も頭ではわかっているが気持ちが追い付いていない様子もみられます。自分がされて嫌なことはやめようをベースに自分を相手の立場に置き換えて考えていく経験を積み重ねていきたいと思います。

ゆりぐみ

:6月から始まった今年度。子どもたちはやっとゆりぐみさんになれた!と喜びをもってスタートしてくれました。初めに多く聞かれた言葉は「ソーシャルディスタンス」。椅子を並べたりする際に私が伝えなくてもその言葉が多く出てきました。そのような機会を多く見たり、言葉を聞いてきたことが行動として見られていました。

そして、様々なことが制限される中で行ったお泊まり保育。今でも「せんせい。たのしかったね。」「またここにみんなでねたいね。」など声が聞かれます。以前もお伝えしましたが、ここが今までのお泊まり保育と違うところでした。出かけることで完結していた部分が、ずっとつながっていることを強く感じることができました。そこが、今のゆりの団結力にもつながっているように思っています。

そして、9月から2学期が始まり、現在。子どもたちの中で何か困ったことがあったりした時には必ずみんなにも聞いてもらう。みんな にも考えてもらう。ということを大切にしてきました。ですので、誰が何に困っているのか、誰が何が嫌だったのか。なども自分のことのように考えてくれる子どもたちの姿が見られます。

寒さも徐々に厳しくなってきましたが、ゆりぐみの子どもたちは毎日のように外でのあそびを楽しんでいます。特に運動の日を終えてから男女関係なく交わる様子が多く見られています。リレーは今でも続いていて、しかもみんなでやりたい!というところがとても嬉しいところです。最近は、最後にみんなでリレーをして部屋に入る。が日課です。気持ちが満たされたあとの身支度。早いですよ。さらに、楽しくゲームができます。

また、ひとり一人が友だちから影響をもらい、挑戦している姿も多く見られます。ロープ登りに挑戦したり、逆上がりに挑戦したり。そこには、ひとり一人が友だちの変化を感じているからだと思います。負けることが嫌で、ゲーム活動が大嫌いだったAくんが「まだまけるかわかならいぞ!」「きょうはげーむできないのー!」となっていった様子を感じ、素直になれずに、強引に自分で決めてしまうBちゃんが「じゃあ、いいよ。」「きょうはわたしでもいい?」「ごめんね。」と受け入れてくれることを感じ、様々な刺激を互いに受け合っています。何度も、行うことで、擦り傷が増えたり、またが擦れたり、手の皮が剥けたりする様子もあります。しかし、その積み重ねが子どもたちの自信や喜びに繋がっていきます。それが今後の取り組みや行動に繋がっていきます。また、走るのが大好きなCちゃん。走ることが大好きなお友だちとの関わりが広がっていくことが喜びなことはもちろんですが、もう一つは、その前まではずっと仲良しだったお友だちとずっといっしょにいるのでぶつかり合いや気が合わないことが多くありました。そこに互いに強くなりすぎてしまう。女の子の特徴のひとつでもありますね。そこが、お互いに自然と距離ができたことでずっとではなく、ときどきになりました。久しぶりに会うと嬉しいと同じように、それぞれがあそびに取り組んだあとに同じあそびに取り組むと、受け入れることが多くなっていきます。大人もそうではないですか。私に伝えてくることも少なくなりました。

が、外に出ると幼稚園とは違う環境になるので、またお互いがずっと強くなってしまいます。そこは割り切って過ごしてあげましょう。これからクリスマスに向かっていきます。みんなで!は十分持っている子どもたちです。そこに、自分の思いをしっかり持って、受け入れられるときと受け入れられないとき、思いが通るときと、我慢する時も経験し、お互いに成長できるように見守っていきたいと思います。

一部ですが、お話させていただいた内容を書かせていただきました。これからも様々な子どもたちの姿、成長、クラスとしての目標などをお伝えしていきたいと思います。よろしくお願いいたします。