新しい1週間が始まりました。
そして、今週は個人面談(希望制)が行われます。同時にクリスマス絵本の展示&申し込み(全員提出)を行っています。
さて、保護者の皆さまは、今幼稚園で過ごしている子どもたちに何を求めますか?求めていますか?
生活習慣を身に着けることですか?挨拶ができるようになることですか?きちんと椅子に座ってしっかり先生の話を聞けるようになることですか?友だちと仲よくあそんでほしいですか?
それは子どもたちにとってどのようなことなのでしょうか?
今挙げたことを求めてはいけないと言っているのではありません。
そこに向かっていくためには子どもたちに必要なことはたくさんあります。
例えば・・・、生活習慣を身に着けるために、毎日の積み重ねを大切にしていきます。その積み重ねのなかで子どもたちはその必要性を学んでいきます。外から戻ったら手を洗う。ということだけを伝えていったらどうでしょうか。きっと、その行動だけが子どもたちのなかに積み重ねられていくことでしょう。しかし、ここで大切なのは、どうして手を洗うのか。というところです。
そこが理解できて初めて身についていくことにつながっていくのです。今は、コロナだから。と言っている子どもたちもいます。がコロナに限らずに、手を洗う大切さを積み重ねていくと様々な状況や場面で力を発揮できる子どもたちに成長してくれます。
また、一生懸命に絵本を読んでいるとき(絵本の世界に入り込んでいるとき)に姿勢を直されたらどうでしょうか。その時点でその絵本から子どもたちが学ぼうとしていることはそこで終了してしまいます。もちろん寝っ転がっていたりというときは別ですよ。
子どもたちにとって何を大切にするのか。そこによって大人の対応も変わってくることと思います。
幼稚園では、子どもたちの喜びや楽しさ、教師との関わりの中で自然と深まっていくことを大切にしています。そこに子どもたちの“やりたい”“そうしよう”“こうすればいいんだ”ということがついてくるのです。
個人面談でもお子さまの相談内容は様々です。できるようになることが目標ではなくて、できるようになるには何が必要で何を大切にしていくのか。ここを共有することができたら嬉しく思います。
明日もどうぞよろしくお願いいたします。