毎日ダンゴムシ探しに励む子どもたち。特に年中さんの時期は興味や関心が向くときであり、毎年同じような姿が見られます。
大きさに興味を示す子ども、色に興味を示す子ども、動きに興味を示す子ども・・・など様々です。
とっておきたい。思いから、次の日までとっておく毎日。しかし、次の日に来てみると・・・みんな死んでいます。小さな生命との向き合うときも与えられます。
また探せばいいではなく、どうしてそうなってしまったのか、どうしたらよかったのかを小さい心のなかで考えるときを大切にしたいと思います。
ダンゴムシの特徴を知っていますか?
今、園庭にいるダンゴムシは“オカダンゴムシ”と言ってもともと日本には生息していなかったものです。
明治時代に船の積荷に乗ってやってきたという説が有力だそうで、日本には、もともと、コシビロダンゴムシという土着のダンゴムシがいましたが、コシビロダンゴムシはオカダンゴムシより乾燥に弱く、森林でしか生きられないため、人家周辺はオカダンゴムシが広まっていった。と言われています。
また、交替性転向反応という性質を持っていて
迷路に入れてみるとよくわかりますが、壁にぶつかると最初にぶつかると最初に曲がった方向とは逆方向に進むのです。
右-左-右と必ずジグザグに動き、何度試しても必ず同じ出口から出てくることになります。
なぜ、このような動きをするのでしょうか?
ダンゴムシが生活している地面の上には、たくさんの障害物があります。それらを避けながらの移動というのは、なかなか遠くに行くことができません。気付けば同じ場所をグルグル回っていた、ということにもなりかねず、そんな地上で効率よく移動するために「ジグザグに動く習性」が身に付いたのだそうです。
知ると、興味がわいてきませんか?