今日は、森のクリスマス・ページェントの役決めを行いました。
年中さんと年長さんは同じ時間の中で決めていきました。
みんなのクリスマスの絵本を読んだのち、一つひとつの役が大切なことを伝えました。
年中さんは、友だちといっしょに。年長さんは一人ひとりに役割が与えられます。
当然、自分がなりたかったものになれないこともあります。
そこで気持ちの伝え合いの始まりです。
自分のなりたいものになれた子もいっしょに考えていきます。
「こうしたら?」「それはどうかな?」など言葉が交わされていきます。
涙になって伝える姿もありました。(泣いたからなれるわけでもありません)
今日は、年長さんのAちゃんが「たんぽぽさんのときにやどやさんになりたかったけど、ひつじかいさんになった。だからやりたい。そして、ゆりさんになってもまた、ひつじかいになるのはいやだ。」と伝えてくれました。
そこから思いが動き始めます。
じっと考えていたBちゃんは、「わたしがひつじかいやってみる」と口を開いてくれました。
「どうしてそう思ったの?」と聞くと涙を流しながら、「Aちゃんのはなしをきいてそうおもった」と伝えてくれました。Bちゃんもなりたかった気持ちは同じです。それでも話を聞いて今回の決断を自分でしてくれたのです。
ゆずったからゆずる。ということではありません。Bちゃんもきっとそうは思ってはいないのです。
大きな大きな成長な姿です。
これからみんなで心を合わせてクリスマスのときを過ごしていきたいと思います。
