「子どもが喜ぶことだけすればいい」児童精神科医であられた佐々木正美先生のお言葉です。
佐々木先生は難しい言葉ではなく、心に触れる言葉をたくさんくださいました。
いくつかお伝えさせていただきます。
◎子どもはかわいがられるといい子になります。
➡子どもがいい子になるとかわいがるおかあさん、おとうさんがいます。しかし、子どもはかわいがられるといい子になるのです。いくら抱いても、いくら甘やかしてもいい。子育てで何より大切なのは「子どもが喜ぶこと」をしてあげることです。
◎誰かに好きななってもらえて初めて、自分を好きになれます。
➡自分のことが嫌いな人は人のことも好きになれません。自分のことが嫌いだということは、自分のことを心から好きになってくれた人がいないということです。人は自分のことを心から好きになってくれる人がいて初めて自分で自分のことを好きになれるのです。そして同時に、自分のことを好きになってくれた人を無条件に好きになれるのです。
◎子どもは神からのあずかりもの
➡子どもは神からのあずかりもの。そういうふうにみれば、親と子は別の人格です。親が勝手にあれこれできるものではありません。誠心誠意しなければならないことがたくさんあります。
などなどです。一人ひとりの成長はみな違います。同じような子育てはありません。親が子どもを育てること、子どもが親を育てること。大きい、小さいではなくて支え合いながら、学び合いながら歩んでいくことができたらよいですね。
年少さんは、門からの登園となり、自信が深まっていくことでしょう。ひとり一人の要求も強くなり、あれしたい。こうしたい。という気持ちもたくさん聞かれていますよ。
年中さんは、いちばんがいい!という気持ちがでています。「そんなこというな!」「〇〇がいちばんだ。」なんて言いながら気持ちの伝えあいをしていますよ。
年長さんは大人顔負けの表現や言葉を身に付けてきていませんか?言っていることは子どもらしくないなと思っても、心の中は「〇〇したい!」ということを何とか実現させようとただただ頑張っているだけなんですよ。そこに対等にならないようグッと我慢の時間が続きますよ。
今後も、一人ひとりをしっかり、じっくり見守っていきたいと思います。ともに同じ方向を向いて歩んでいきましょう。