歯科検診

今日は歯科検診の日でした。

今日を迎えるにあたり、年少さんは人形や手作り聴診器などに触れ行うことに気持ちを向けていきました。年中さんは絵本の絵を見ながら歯磨きをすることの大切さを知り、年長さんは絵本に触れながら歯が抜け始めていることも感じながら当日に向かっていきました。

前日に「あしたははみがきしてこようね。」そんな担任とのやりとりがあったことと思います。

そんな思いを持って朝は登園してくれた姿が・・・。

年長さんになると色々なことがつながって考えることができるようになってきます。

点だったものが線になって。

いつものように登園したAちゃんは幼稚園の前で「あっ。はみがきしてくるのわすれてた。」と気づきました。「はみがきもってきているからようちえんでみがこうか。」なんて言葉をかけたりしますがAちゃんは「おうちでしてこないといけない。」と気持ちを伝えます。

ここでの選択肢は、もう来たのだから仕方ないとあきらめさせるのもひとつ。検診前に幼稚園で磨くのもひとつ。お家に戻って歯磨きするのもひとつ。です。

では、ここでAちゃんもお母さんも気持ちよく幼稚園に行くことができることを考えると、Aちゃんが安心して歯科検診にのぞめることはなにかと考えるとAちゃんが思う、「おうちにもどってしてくる。」なのです。

ちょっと遅くなっても、再度来た時のAちゃんの表情は晴れやかでしたよ。そして張り切って検診にものぞんでいましたよ。ここにたどり着けたのは、「じゃあ、もどってしてこよう!」を受け止めてくださり、戻ってくださったお母さま。に拍手なのです。ありがとうございました。

今、この時を大切にすることで子どもたちはわがままに育つのではなく、受け入れられることにプラスそのことが嫌なことにならずに安心してのぞむことができていくことにつながっていくのです。その積み重ねが今は大切なのです。そうすると様々を受け止めようとし、挑戦していこうとする姿へと変化していきます。それが今の子どもたちの成長なのです。

年少さんは涙になる姿もありました。しかし、経験して「だいじょうぶだった!」と自信に変わっていきます。年中さんはよい緊張感のなかでお友だちが大きな口を開けているとみんなも同じように開けながら見守ってくれていました。年長さんは余裕を持ちながら最後までのぞむことができました。

園医の先生。本日はありがとうございました。