ぼく、こまってるんだ。

1週間が終わりました。今日は久しぶりに青空が顔を出しました。子どもたちも元気に園庭へと飛び出していく姿がありました。

今日は、弟のお迎えに1年生のAくんが来てくれました。

「だーれだ!」

「Kせんせい!」そんなやり取りから久しぶりの再会を喜びました。

話が進んでいくと、「あのさー、さいきんぼくいやなことがあるんだよねー。」とAくん。

「ぼくはいっしょうけんめいにやっているのに、はやくしてー!とかはーやーくー!とかいわれちゃうんだ。」と。

「せんせいはたすけてくれるときもあるけど、ときどきはやくしなさーい。っていわれる。」と。(決して先生を否定するために書いたのではありません。)

さらに、「ぼくさ、もっとはやくやるとぐちゃぐちゃになっちゃうんだよね。」と。

「そうなんだ。それはいやだね。」

~途中の会話はもっとありました・・・。~(省略しますね。)

「僕は一生懸命にやってます。って伝えるのはどうだろう。」

「いったこともあるけど、それでもはーやーくー。っていわれちゃう。」と。

「そっか。ちゃんと伝えてるんだね。すごい!そして、これからも伝えることは続けるんだよ。絶対に伝わるよ。」と伝えました。

「うん。わかった!」

「今度来た時にまた教えてね。」とさよならをしました。

小学校で頑張っているAくんの様子がよく分かりました。Aくんは、幼稚園時代は自分が納得するまで動かない心の持ち主でした。ですから、納得したときに発揮してくれる力はとても大きかったです。

反面、納得できないことは「しかたないな。」と言いながら取り組む姿もありました。

ここまでのことは、Aくんの持っている大切な個性です。変えてはいけない大切なことです。

ここを大切に様々なことをプラスしていけばよいのです。

自分を受け入れてくれる喜び、自分でいいんだ。という安心感を持つことができて人は成長することができます。相手を理解しようします。

まだまだその途中の子どもたちです。いろいろな選択肢を様々な場面で感じることができるように歩んでいきましょう。

今度、Aくんと話ができることを心から待っています。

そのままでいいんだよ。Aくん。