園生活

2学期が始まり3週間が経ちました。いよいよ2週間後には運動会を迎えます。園では、練習、練習ではなくゆっくりした時間の中で楽しむことを大切に歩みを進めています。

2学期が始まったある日。年少さんのAちゃん、Bちゃんはお池に葉っぱを入れてあそんでいました。何度かそんなことを繰り返したときでした。「Aちゃん。Bちゃん。」と声をかけました。すると、サササー!とその場を去っていきます。(おそらくいけないことと認識していたのでしょう。)

そして、お部屋に入っていこうとしました。「ちょっときてー。」という声に「いやだー。おかあさーん。」と涙になりました。「せんせいはね。Aちゃんと。Bちゃんとおはなししたいんだ。」とお池の所まで戻りお話をしました。

次の日からAちゃんは何だか元気がありません。今回の経験が大きく心に残ったようです。そして、何日かそんな姿が続いたある日。「せんせい。Cくんがおいけにおすないれちゃったんだ。」とAちゃん。「Aちゃん。せんせいがおはなししたことおぼえててくれたんだね!ありがとう。」と、一緒にCくんにお池に入れていけないことを教えてあげました。

Aちゃんは、お友だちの行動に自分を重ね合わせたのだと思います。

その日からAちゃんは以前のAちゃんの姿に戻りました。幼稚園という小さな社会の中で子どもたちはたくさんのことを学んでいきます。