1学期の成長

1学期も残すところ1週間余りとなりました。

年少さんは初めての幼稚園生活を過ごしてきました。一つ一つの経験が一歩ずつ前へ歩む子どもたちの頼もしさへと変わっていきました。今では、喜びや悲しさを言葉や体で表現し伝えようという意識が多く見られています。担任が安心できる存在であり、自分を出していいんだ。と思うと子どもたちは力いっぱいぶつかってきます。今、その姿が見られていると思います。

まだまだこれから初めてのことが続いていきます。保護者の皆さまもこの1年は子どもたちとともに生活していくことだけで周りを見る余裕などないと思います。しかしそれが当り前で、それで良いのです。

年中さんは園生活2年目を迎え、余裕を持って過ごしています。仲間意識も芽生え、言葉の強さが多く出ている姿があります。謝っても「もっとおおきなこえでいって。」、聞こえていても「きこえない。」そんなやり取りが多く見られます。自我が芽生えている証拠でもありますが、一つひとつのことを素直に受け入れることを積み重ねていきます。今は、ぶつかり合いの中でそのことを学んでいく大切な時です。ここを通らなければ、保護者の皆さまが“こうなってほしい”というところには向かっていきません。じっとこらえていきましょう。

年長さんは、どんなことにも自信がついて回ります。年中の時にできていたことが「できるから、まいっか」など、分かっていても気持ちにゆるみが出てくるときでもあります。が、ここが大切です。できるから、分かっているから何でもやっていいか。ちょっとくらいはいいか。先生に言われるまでいいか。ではいけません。もう一度、どうしてそうだったか。ということを伝えていくことが大切です。“やっぱりそうだよな”と自分たちで判断していくことをもう一度伝えていきたいと思います。お泊りに向けても不安の方が強くなってくるときです。そこは強がっていても認めていってあげましょう。