疑問に思うこと

「おかあさん。なんで〇〇なの?」子どもたちはなんでの名人です。疑問に思うと、どんなことでもお構いなしに聞こうとする姿があるのではないでしょうか。

そのことに一つひとつ答えているとそれはそれは力が必要ですね。もちろん嘘を付いたり、ごまかすことは良くないことですが、子どもたちはなんでも不思議と思って言っているのではありません。気を引きたいだけのときも多くあります。そんなときは「うん、うん。」と気持ちを受け止めてあげるだけでよいのです。

私たちの生活の中には、どうして?と思うことがたくさんあります。気になりだしたらキリがありませんね。

例えば、子どもたちに飲んで欲しい牛乳。日本人はいつから牛乳を飲むようになったのでしょうか?

古代に日本には牛はいませんでした。縄文時代、インドにいた牛が中国に、中国から朝鮮に、そして日本にやってきました。ただ、日本人が牛乳を飲むのはもっと後の飛鳥時代からです。中国から来た医師が天皇に差し上げたのがはじめてだといわれています。その後も、牛乳はたいへん貴重な栄養のある薬として、天皇や貴族など、限られた人だけが飲んでいました。

一般に広まったのは、江戸時代の終わり頃。1864年に、実業家の前田留吉が、江戸で牛乳を売り出しました。これが日本初の牛乳屋となったのです。

というお話でした。