一人ひとりの成長

2019年度が始まり、2ヶ月半が経ちました。

涙涙の年少さんも、怒ったり、物を投げたりと随分心強い姿に変化してきましたよ!良いことですよ!

先日、こんなことがありました。

外から年少さんのAくんの泣き声が聞こえてきます。どうやら先生から「おへやにはいらなくていい!」と怒られた様子。ここだけを読むと「えっ!せんせいまだ2ヶ月しかたっていないのにもうそんなことを・・・。」と思われるかもしれません。

もちろんそう思われるのは当然です。そしてそれが毎回あるわけではありません。

これには続きがあります。

その後、様々な教師がAくんの前を通ります。すると泣きながら、同じように「〇〇せんせい。ぼくそとにだされちゃったの。」と声をかけていきます。「どうしてだされちゃったのかな?」とその言葉に「ぼくが、ずっとおかたづけしなかったから。」・・・ここが大切なのです。Aくんがどうして出されてしまったのか。が分かっていること。担任もここをしっかり理解していること、そしてAくんを信じること。

全て揃ってはじめて今回の関わりを持つことができるのです。

次の日、Aくんは幼稚園を「いきたくない!」と涙を流したのでしょうか?ダダをこねたのでしょうか?

いいえ、「〇〇せんせいのことだいすきなんだー!」元気に登園してくれました。

そして、担任はその日のAくんとたくさん関係を持ち、覚えていたことや取り組んだことをしっかり認めていきます。それがAくんにとっての積み重ねになっていくのです。